事例
グルンドフォスのポンプが詰まりの問題を軽減し、廃水処理の信頼性を向上
オランダのVechtstromen水道局は、新しい廃水ポンプステーションを建設する際、信頼性の高い運転を確保するため、新しいS-tube®インペラをSLポンプに取り付けました。
Vechtstromenは、オランダ東部の地域水道局です。水管理区域内には23の中規模都市があります。オペレーションおよびメンテナンス部門は、106のポンプステーションと23の廃水処理プラントを運営しています。1つの古いポンプステーションは取り壊され、「Erica」と呼ばれる新しいポンプステーションに置き換えられました。
状況
廃水ポンプの詰まりは、公共事業にとって非常にコストがかかります。ポンプを清掃するための作業だけでなく、廃水ネットワークの不安定な運営や、環境へのオーバーフローにも繋がります。
1987年に設置された古いステーションのポンプは、寿命が尽きていました。月に数回、もしくは大雨の時期には週に数回詰まることもあり、そのたびに分解清掃が必要だったのです。ポンプステーションの更新は2018年に予定されていました。新しいポンプは、詰まりがなく、25年間のライフサイクルコストを最小限に抑えるという要件を満たす必要がありました。
運転チームは古い技術に資金を投じたくはなかったため、より信頼性が高く、恒久的なソリューションを求めてオランダのグルンドフォス営業チームに相談しました。
オペレーション・マネージャーのIvo ten Brinke氏(右)が新しいポンプステーションを案内しています。
ソリューション
ポンプステーション「Erica」は、高い運転信頼性と耐久性を保証する最先端の水力技術、グルンドフォスの新型オープンS-tube®インペラを導入するのに最適な場所とタイミングでした。これにより高い電線対水効率と高レベルの保守性が実現されます。
状況調査、立地、ポンプステーションの特性、水質を考慮した結果、グルンドフォスはオープンS-tube®インペラを取り付けたSLポンプを納入し、旧ポンプステーションのような詰まりの問題を回避しました。
グルンドフォス18.5 kW SLポンプが、ポンプステーションに湿式で設置されています。
成果
新しいポンプステーションは2020年9月に運転を開始し、その結果は素晴らしいものでした。オープンS-tube®インペラを取り付けた新しいグルンドフォスポンプを設置して以来、詰まりは全く発生しておらず、予定外のサービスコールも必要ありません。これは、旧型ポンプで週3~4回のサービス介入が必要であったことと比べると、非常に目覚ましい成果です。
「これまでのところ、SLポンプは約1000時間稼動していますが、介入は必要ありません」と、Vechtstromen のシニアプロセスオペレーターである Ivo ten Brinke 氏は言います。「私たちはポンプの年次点検を実施していますが、新しいインペラーを取り付けたポンプがこのまま運転を続けるのであれば、次回の点検時の摩耗部品の状態に非常に興味があります」。
ポンプは可変速ドライブで運転されています。