LCC は、ライフ サイクル コストの略で、一定の期間におけるポンプまたはポンプ システムの総費用を決定する際に使用されるコンセプトです。 

ライフ サイクル コストの計算において重要となる要因について説明します。 

では、ライフ サイクル コストについて知ることの重要性とは一体何でしょうか？たとえば、新しいポンプ システムを購入する、または古いシステムを交換する場合など、重点を置きがちなのが、当然ながら初期費用です。 

しかし、20 年というスパンで考えると、初期費用は総費用の中のほんの一部に過ぎません。いわゆる氷山の一角なのです。

表面下では、注目しなければならない重要な費用が多く存在しています。 

これらの費用とは、ポンプの設置、試運転の費用、運用費、保守費用、ダウンタイム費用、環境関連費用、装置廃止/処分費用などです。

これらの費用をまとめてみると、一定期間におけるポンプに必要な総費用が見えてきます。

大規模オフィス、病院、ショッピングセンターなど商業用ビルの場合ですと、ライフサイクル計算で最重要な要因となるのは、購入時の初期費用、システムの保守費用、エネルギー費用です。

つまり、ポンプには複数の費用が存在します。

つまり、ポンプには複数の費用が存在します。そのため、初期費用の金額だけを検討するのではなく、時の経過とともに必要となる保守費用についても考慮する必要があります。

このほか、最も費用がかかるエネルギー費用についても検討する必要があります。

新しいポンプを購入する際には、以上の費用について確認すべきです。